2025年度定時社員総会及び関連イベントを開催

一般社団法人恋愛・結婚マッチングアプリ協会(東京都中央区、以下、当協会)は、2025年6月20日に参画企業を対象とした定時社員総会及び関連イベントを開催いたしました。
第1部の2025年度定時社員総会では、2024年度の決算および事業報告について満場一致で承認されました。
続く第2部として、全ての参画企業を対象とした会員総会を実施しました。冒頭の挨拶では、代表理事・山本竜馬より、マッチングアプリをきっかけに結婚したカップルが「4組に1組」とする調査結果が紹介され、社会から寄せられる業界への期待の高まりを背景に、団体名を「結婚・婚活応援プロジェクト(MSPJ)」から「恋愛・結婚マッチングアプリ協会」へ改称したことが報告されました。

続いて、ご来賓の皆様より、ビデオメッセージやご登壇を通じたご挨拶を頂戴しました。
デジタル庁・平将明大臣(ビデオメッセージ)
協会の総会開催への祝意とともに、デジタル庁と当協会との間で締結された「マッチングアプリサービスにおけるマイナンバーカード活用等に関する協定」についての言及がありました。SNS型ロマンス詐欺の増加が懸念される中、マイナンバーカードを用いることで年齢・性別・顔写真による迅速かつ確実な本人確認が可能となり、安全・安心な出会いの場の提供に資するとの見解が示されました。すでに一部の事業者で導入が進み、実効性が実感されていることから、今後さらなる普及が期待される旨が述べられました。

こども家庭庁・三原じゅん子大臣(ビデオメッセージ)
当協会が名称を改め、安心・安全なマッチングアプリ業界団体としての姿勢を明確にしたことに対して歓迎の意が示されました。深刻な少子化のなか、若い世代が希望する結婚や子育てを実現できる社会を目指すうえで、若者の不安に寄り添う姿勢の重要性が強調されました。また、若者の「納得解」や出会いの支援ニーズに応えるマッチングアプリの意義に触れ、こども家庭庁としては、地域少子化対策重点推進交付金を通じ、自治体と民間企業の連携を後押ししていく方針が述べられました。

衆議院議員・川崎ひでと氏(登壇)
当協会の10周年および名称変更への祝意が述べられるとともに、ご自身が一議員としてマッチングアプリの可能性を信じ、地方での導入を支援してきた経験が紹介されました。三重県桑名市での少子化対策の一環としてマッチングアプリを活用した取り組みにも触れ、「日本の未来を変える可能性がある」との力強い言葉がありました。また、ネット社会における犯罪の懸念を踏まえ、マイナンバーカードやブロックチェーン技術を活用した認証サービスの整備が進められている現状が説明されました。とりわけ、出会いの場づくりに課題を抱える地方自治体において、マッチングアプリが果たす役割への期待が高まっているとして、業界に対し、地域活性化への一層の協力が呼びかけられました。

東京都知事・小池百合子氏(ビデオメッセージ)
当協会の10周年と名称変更への祝意が述べられ、マッチングアプリ業界の発展に対する期待が示されました。東京都では、出会いから妊娠・出産・子育てまでを切れ目なく支援する施策を展開してきたことが紹介されました。誰もが生き生きと毎日を過ごすことができる社会の実現に向けて、官民が連携して取り組んでいく重要性も語られました。また、昨今の婚姻数の増加に触れつつ、マッチングアプリが多くの縁を生み出していることを歓迎し、今後も笑顔と幸せが広がる未来を共につくっていきたいとの思いが語られました。

次に、当協会事務局より2025年度の事業計画が説明されました。
2025年度は、「コンセプト刷新と組織力強化」「安心・安全の推進強化」「政策渉外・広報活動の強化」の3点を重点方針として掲げており、業界の信頼性向上に向け、体制整備ならびに情報発信を強化していきます。あわせて、6月19日にはデジタル庁と「マッチングアプリサービスにおけるマイナンバーカード活用等に関する協定」を締結したことも報告されました。
最後に、こども家庭庁・中原茂仁参事官より、日本の少子化の現状とマッチングアプリの意義に関するご講話をいただきました。
日本の少子化が深刻な局面にあることが述べられ、出生数・合計特殊出生率ともに過去最少・最低を記録する中、その主な要因として結婚数の減少があると指摘されました。多くの若者が結婚を望みながらも、「適切な相手に巡り合えない」ことが最大の障壁となっている現状に触れ、政府としては経済的支援や育児支援に加えて、結婚支援を重視し、マッチングアプリ業界との官民連携を強化していることが紹介されました。マッチングアプリは配偶者との出会いの手段として年々存在感を高めており、今後も安心・安全な運営体制のもとで、その普及と活用が期待されるとの見解が示されました。

会員総会の締めくくりとして代表理事・飯塚勇太より、閉会の挨拶を行いました。この10年で社会的な影響力が大きくなっているマッチングアプリは日本の未来を明るくする存在であり、その社会的使命のもと企業でナレッジを共有しながら本当に安心安全なサービスを提供していきたい、というビジョンが共有されました。

当協会では、不適正利用への対策ならびにステークホルダーとの対話を通じて、業界の健全な発展および恋愛・結婚の希望が叶う社会の形成に貢献することを目指してまいります。
〈2025年度定時社員総会及び関連イベント〉
【日時】2025年6月20日14:00〜17:00
【場所】九段会館テラス コンファレンス&バケット
【プログラム】
⚫️第1部:2025年度定時社員総会
議長 代表理事 山本 竜馬
出席
【正会員A】株式会社with、株式会社エウレカ、株式会社Omiai、株式会社タップル
【正会員B】東京カレンダー株式会社、株式会社Mrk&Co、株式会社マリッシュ、
株式会社リクルート
陪席
【準会員】アイザック株式会社、株式会社GoFresh、株式会社Diverse
⚫️第2部:会員総会
代表理事挨拶、役員紹介 代表理事 山本 竜馬
来賓挨拶 デジタル大臣 平 将明氏(ビデオメッセージ)
内閣府特命担当大臣 三原 じゅんこ氏(ビデオメッセージ)
衆議院議員 総務大臣政務官 川崎 ひでと氏
東京都知事 小池 百合子氏(ビデオメッセージ)
事業報告・活動計画 事務局 伊香賀 淳
ゲスト講話 こども家庭庁 長官官房参事官(総合政策担当) 中原 茂仁氏
写真撮影
閉会挨拶 代表理事 飯塚 勇太
⚫️第3部:懇親会
開会挨拶 理事 今井 良樹
軽食・懇親会
閉会挨拶 理事 五十嵐 昭人
〈当協会概要〉
■名称:一般社団法人恋愛・結婚アプリ協会(略称:マッチングアプリ協会)
■概要:IMS認証を取得しているマッチングアプリ企業が正会員として加盟する安心安全なマッチングアプリの業界団体として、不適正利用への対策ならびにステークホルダーとの対話を通じて、業界の健全な発展および恋愛・結婚の希望が叶う社会の形成に貢献することを目指してまいります。
■ 役員一覧(2025年7月10日現在)※五十音順
代表理事 飯塚 勇太 株式会社タップル 取締役
代表理事 山本 竜馬 株式会社エウレカ 代表取締役CEO
理 事 五十嵐 昭人 株式会社with 代表取締役CEO
理 事 今井 良樹 株式会社Omiai 代表取締役CEO
監 事 伊香賀 淳 株式会社タップル 経営管理本部 本部長
■ 設立日:2015年5月20日
■ 会員企業一覧(2025年7月10日時点 12社)※会社名五十音順
【正会員A】
株式会社with
株式会社エウレカ
株式会社Omiai
株式会社タップル
【正会員B】
東京カレンダー株式会社
株式会社Mrk&Co
株式会社マリッシュ
株式会社リクルート
【準会員】
アイザック株式会社
株式会社GoFresh
株式会社Diverse
【賛助会員】
株式会社ネクストレベル
■ 公式ウェブサイト:https://matchingapps.or.jp/
■ 事務局:〒104-0061 東京都中央区銀座8-18-1 銀座木挽町ビル7F